はるかの自由手帖

卒婚準備で始める私時間

情報収集力は人生を変える鍵

私は20代の若いころに、女性向けビジネススクールで「女性が企業で評価される方法」や「お金の使い方・資産運用」について学ぶ機会がありました。もう20年も前のことになりますが、その時得た知識が、今もなお私の人生を支える指針となっています。

たとえば、次のような考え方です。

  • 自分の人生のハンドルは自分で握ること
  • 高収入だから貯金ができるとは限らないこと
  • 終身雇用はいつか崩壊するから、親世代と同じような生き方はできないこと

20年後の今でも、「本当にその通りだ」と思えるものばかりです。

高収入だからといって貯金ができるとは限らない

ここで特に触れたいのが、「高収入だからといって貯金ができるとは限らない」という部分です。
収入が増えれば、その分支出を増やしてしまうのが人の感情というもの。収入に合わせて生活レベルを上げたくなるのは自然なことですが、これではいくら収入が増えても貯金はできません。

当たり前のことのようですが、実際にこの罠に気づかず、いつまでも「貯金ができない」状態に陥っている人は少なくないのではないでしょうか。かく言う私もそのひとりでした。

そんな私が考え方を改めるきっかけとなったのは、あるファイナンシャルプランナーさんの言葉でした。
「年収700万円の夫の収入だけで生活している家族より、共働きで世帯年収500万円の人の方が豊かで幸せそうに暮らしている場合もあります。だから、収入が少ないというのは言い訳にすぎないんですよ。」

この言葉は衝撃でした。そうか、「お金がない」「収入が少ない」という言葉を言い訳にしてはいけないんだ、と。それ以来、私は「収入が少ない」という禁句を自分に言い聞かせながら、収入に見合った生活を意識するようにしています。

他人様のお金の使い方や価値観を知れる時代!

幸い今は、YouTubeやブログなどで、多くの人が節約の方法やお金の使い方を公開してくれています。
たとえば、「固定費の見直し」「食材の使い切り」「家計簿アプリの活用」など、さまざまな実例を知ることができます。他人のお金の使い方をこれほど簡単に知れる時代は、20年前には考えられませんでした。

もちろん、すべてが自分に合うわけではありませんが、まねできるものを試行錯誤しながら少しずつ取り入れています。

自分の人生のハンドルを握る

高収入であればそれだけで安心、という時代ではありません。景気の悪化、終身雇用の崩壊、昇給が見込めない現状など、経済の不安定さは続いています。だからこそ、私は「結婚したら誰かの助手席に座る」のではなく、「自分で人生のハンドルを握る」という意識を持つようにしてきました。

その意識は、就職や転職の際にも大きく影響しています。「子どもを産んでも働きやすい会社」という視点を念頭に置き、将来に備えたキャリア選びを意識してきました。もっとも、夫の転勤によりその計画が大きく狂ってしまった経験もありますが、それを補うために「個人事業主」として稼ぐスキルを身につけることができました。

情報収集力が人生を左右する

振り返ってみれば、就職氷河期の短大卒ながら、大手企業を渡り歩くことができたのは、運だけではなく、「質の良い情報」に出会い、それを実行に移してきたからだと思います。

お金の管理も同じです。お金をどう管理するかは、言い換えれば「どう生きるか」そのものだと思います。独身時代は実家暮らしでお金に対する危機感が薄かった私も、結婚して夫の金銭感覚を目の当たりにし、「このままでは共倒れする」と危機感を持つようになりました。

だからこそ、夫が協力的でなくても、自分の力で家計管理を整えようと決意しました。そして、節約や資産運用など、質の良い情報を参考にして行動することで、未来を少しでも豊かにする努力をしています。

「これが正解」がない時代だけど自分の頭で考えて選択した方がきっと幸せ

質の良い情報を得て、それを自分の生活に落とし込む力は、これからますます重要になるでしょう。逆に「これが正解」がない時代だから「何も考えない」はとっても危険だと思うのです。(そんな夫といるので危機感しかないのですが・・・)

収入や肩書きに振り回されるのではなく、時代に合った戦略を立てて実践すること。それが「豊かに、幸せに」生きるための鍵になるはずです。

私もまだまだ試行錯誤の途中ですが、これからも情報収集力を鍛え、賢く柔軟に生きていきたいと思っています。

「反芻しない」の練習中

ごきげんな日々を目指して

日々を「ごきげん」に過ごすためには何が必要なのか?
これまで本や動画、さまざまな情報を探し求めてきた私の答えは至ってシンプルなものでした。

「嫌なことを反芻しない」

嫌な出来事が頭の中をぐるぐる回ると、記憶に定着してしまい、それが心を重くする。そんな「負の連鎖」を断ち切るために、嫌な気持ちになったらそれを繰り返し考えない、ということを意識するようにしています。

嫌な気持ちを手放すための実験

とはいえ、日常生活の中で嫌なことが次から次へと起こるのが現実です。
つい先日も夫の対応にどうしても許せないことがあり、思わず抗議してしまいました。それが子どもに関わることだったので、子ども自身の感情も巻き込み、家庭は一時大混乱。怒りが収まらず、妹や親、友人にまで話を聞いてもらう始末。

気がつけば頭の中で同じ場面を何度も思い返し、あの時こう言えばよかった、なぜこうしてくれなかったのか、と反芻を繰り返していました。

でもふと、「あ、また私、頭の中で反芻している」と自覚した瞬間、不思議と気持ちが少し軽くなりました。

もちろん、夫を許せたわけではありません。でも、「こんなことに貴重な時間とエネルギーを使うのはもったいない」と思えるようになったのです。

たったそれだけの気づきで、「ごきげん」に近づくことができたと感じています。

反芻しないための実践してること

とはいえ、完全に気持ちを切り替えるのは難しい時もあります。そんな時に私が取り入れている方法をご紹介します。

・短い瞑想をする
YouTubeで5~10分程度の瞑想動画を探して再生し、深呼吸を繰り返します。まだ全然うまくできません。でも「自分と向き合う時間を作った」ことを評価するようにしています。

・紙に感情を書き出す
頭の中で考えていることを淡々と紙に書いてみるとスッキリすることがあります。気持ちが整理されて現実を冷静に見つめることができるのかもしれません。

・サウナでリセットする
スマホを置いてサウナに行き、ぼーっと過ごします。暑さに耐えるのに必死なので余計なことを考えずに済むのが好きです。また、体が温まるというのも良いのかもしれません。

40代のゆらぎと向き合う

40代という年代は、心も体も変化が大きい時期。感情の揺れを何でも「更年期」のせいにしたくはありませんが、ホルモンバランスの影響も少なからずあるのかもしれません。

だからこそ、静かに自分の状態を観察し、対処療法を取り入れながら向き合っていこうと思っています。

そして明るい未来に向かって今日も練習

嫌なことを反芻しないだけで、少しだけ心が軽くなり、日々が楽しくなります。とはいえ、練習中の身。つい頭でぐるぐる考えてしまうことも多々ありますが、そのたびに「反芻はやめよう」と意識を切り替えることを心がけています。

今日は仕事がひと段落したら、部屋を片付けて、サウナに行ってきたいと思います!

卒婚を見据えた「シンプルライフ」へのあこがれ

スッキリていねいな暮らしがしたい

私が育った実家は、物が多い家でした。
「探し物の時間が多い → 見つからない → 新しいものを買う → そのうち出てきて同じものが複数ある」という循環が日常的に起きていました。他の家庭のことは知りませんでしたし、「そういうものなんだろう」と思っていたのですが、いつもどこか「なんか落ち着かない」という気持ちがつきまとっていたのを覚えています。

そんな経験からか、大人になるにつれて私はモノを所有することに豊かさを感じなくなりました。ブランド品を持つことや流行を追うことにも、そこまで価値を見出せなくなったのです。とはいえ若いころは、周囲に合わせてブランドバッグを買ってみたり、見栄でモノを揃えたりしたこともありました。

しかし、世の中に「ミニマリスト」という概念が出てきたころから、徐々に「私が心地よい暮らしの塩梅」がはっきりしてきたように思います。そして最近では、その価値観がより鮮明になりました。

私が理想とする「スッキリていねいな暮らし」

  • 自分が本当に良いと思ったものだけに囲まれている
  • 必要最低限の食材と日用品でシンプルに生活する
  • モノが少なく部屋がスッキリしている
  • ほどよく最新家電やガジェットを生活に取り入れる
  • 不具合のあるものは放置せず、すぐに修理するか買い替える
  • テレビなどのノイズ音に支配されない日常

こんな暮らしに近づけると、心地よく、穏やかな気持ちで日々を過ごせることに気づきました。

真逆の価値観との暮らし

ところが、夫の価値観は私とは真逆です。
どちらかというと「モノが溢れている昭和感」が彼にとっての心地よい暮らしのようです。

これは一緒に住み始めたころから気づいていたことです。趣向が合わないのは仕方がないし、「どちらが正しい」という問題でもありません。譲歩しながら暮らしてきました。ですが、日々囲まれているものや目に入るものが、自分にとって「心地よい」と思えない生活が続くことが、実は無意識レベルでもかなりのストレスなのではないかと、最近強く感じるようになりました。

これも私が「卒婚」を考え始めた理由の一つなのです。

残りの人生、どう過ごしたい?

仮に自分の頭で考え、自立した生活を送れるのが80歳までだとしても、まだ折り返し地点です。私の両親を見ていると、80歳を超えても自立している場合もあります。そう考えると、「まだ先が長い」という気持ちになります。

だからこそ、「仕方ない」で片付けるのではなく、自分にとって心地よい暮らしを目指したい。毎日、毎秒繰り返されることだからこそ大切にしたい、より自分らしい暮らしを作っていくことが、未来の私のためにも必要なことだと思っています。

月曜日のリセットデー

さて、今日は月曜日。

そんな未来に思いを馳せながら、週末にごちゃっとなってしまった家を片付け、新しい1週間をスッキリとした気持ちでスタートさせます。

自分にとっての「スッキリていねいな暮らし」を一歩ずつ実現するために、今日も小さなアクションから始めます。

40代の就職活動「安定と挑戦のバランス探し」

前回の記事では、個人事業主として働く中で感じた課題と、安定収入の大切さについてお話ししました。

今回の記事では、40代の私が就職活動に挑み、試行錯誤を繰り返す中で気づいたこと、そして雇用形態を見直したことで新たな道が開けた経験をお伝えしたいと思います。

安定収入を求める理由

まず、私が就職活動を始めた理由は以下の通りです。

・個人事業の収入は不安定

卒婚や経済的自立を視野に入れると、収入が不安定なままでは将来への不安が拭えません。

・規模拡大の難しさ

個人事業で全てを賄うには、規模を拡大し、責任や業務量を増やす必要があります。これには体力的にも精神的にも限界があると感じています。

社会保障や税金面のメリット

企業に勤めることで得られる社会保障や税制面での優遇は、個人事業主にはない大きな安心感があります。

これらの理由から、まずは「安定収入の土台」を作り、その上に個人事業の収入をプラスする働き方を目指すことにしました。

就職活動を始めたものの…

まず、正社員向けの転職エージェントに登録し、自分の希望条件を伝えました。そこで紹介された案件に応募を試みたのですが、40代の現実は想像以上に厳しいものでした。

・書類が通らない現実

「少しでも良さそうと思ったら応募しましょう」とアドバイザーに背中を押され、いくつか応募してみましたが、書類選考が通らない…。聞いてはいたものの、この厳しさに心が折れそうになりました。

・大手企業の契約社員の内定ゲット!しかし・・・

そんな中、契約社員として1社書類選考を通過!しかも、大手企業で、業務内容は自分がやりたかった仕事そのもの。福利厚生も給与も過去最高。テンションが上がり、面接を2回受けて内定をいただくまで進みました!!!!

・「何か違う」という感覚

しかし、喜びも束の間、「本当にこれでいいのか?」という迷いが生まれました。若い頃の自分なら迷わず飛び込んでいたでしょうが、今の私には「毎日の消耗戦になる未来」が想像できたのです。

結局、この内定は辞退しました(涙)

「若いころとは違う」という現実を突きつけられてしまいました。

気づいた課題と新たなアプローチ

その後も求人を探し続ける中で、いくつかの傾向が見えてきました。

・勤務地の問題

希望職種の求人は都心に多く、片道1時間以上かければ可能性は広がるものの、通勤の負担が大きい。

・拘束時間の長さ

18時終業、さらに残業20時間といった求人が多く、子育て中の私には現実的ではありませんでした。

・給与と労働条件のバランス

条件の割に給与が見合わない求人も多く、40代で無理をして働き続けるには消耗が激しいと感じました。

これらを踏まえ、正社員にこだわらず、パートや派遣社員など柔軟な雇用形態で探すことに方向転換しました。

雇用形態を変えて見えた可能性

雇用形態を変えて求人サイトを見直したところ、以下のようなメリットに気づきました。

  • 書類が通りやすい!
  • 残業なしの求人が多い!
  • 勤務地が駅近!
  • 福利厚生が充実
  • 時給が高い!

これはもしかして、正社員にこだわっていた材料を揃えられかもしれないと思いました。

派遣社員という選択肢

当初、派遣社員に抵抗を感じていたのは「雇用期間の制約」が理由でした。
しかし、実際に活動を進める中で考え方が変わりました。

  • 登録者の多くが40代・50代で、年齢の壁が感じられない。
  • 無期雇用の選択肢がある。
  • 終身雇用が保証されない時代、正社員も派遣も「安定」の面では大差ない。

こうした視点から、「今の私には派遣社員が合っている」と思うようになり、いくつか内定をいただいた中から、自分に合った派遣契約を選びました!

これからの働き方

来年からは、新しい職場で派遣社員として働きながら、個人事業も縮小しつつ継続します。これにより、以下のメリットを得られる予定です。

・収入の安定化

決まった時間稼働することで毎月安定した収入を確保

社会保障の確保

大手企業の社会保険を利用できる安心感

・個人事業との両立

原則定時退社なので、慣れてきたら個人事業の規模を拡大し、さらなる収入アップを目指します

これらを実現することで、正社員以上の収入も十分に視野に入っています。

また途中経過を報告していきますので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!

 

収入を得る方法は色々ある!個人事業主で働く

はじめに

コロナ禍をきっかけに、私は「個人事業主」としての働き方を選びました。この2年間の実体験を通じて感じたメリットやデメリット、そして課題についてお伝えします。

個人事業主は、自由な働き方を選べる一方で、収入や業務のすべてが自己責任です。この記事では、私が試行錯誤しながら見つけた「個人事業で働くコツ」についてお話ししたいと思います。

巷で見かける「月に何百万も稼ぎました!」という類のものではなく、パート収入くらいの報酬を目指した働き方です。自分で情報を取りにいかないと知りえない世界なのですが、特別なスキルがなくても、怪しげな講座や教材を購入しなくても(笑)稼ぐ方法はたくさんあるので、選択枠の一つとしてオススメしたいと思ってます!

私が個人事業を始めた理由

私が個人事業を始めたきっかけは、次の2つです。

コロナ禍で育児と仕事の両立を考えた

子供の体調が少しでも悪いと、学校を休ませなければならない状況が続く中、誰かに雇われている働き方では柔軟な対応が難しいと感じました。個人事業なら自分のスケジュールを調整できるため、安心感がありました。

自分だけの力で稼ぐへの挑戦

会社の看板に頼らず、自分の力だけでどのくらい稼げるのか試したいと思ったのも理由の一つです。個人事業主として働くことは、私にとって「自己挑戦」の場でもありました。

個人事業主のメリット

 自分次第で何でも決められる自由

仕事の内容や進め方、働く時間など、すべて自分で決めることができます。「こういう働き方をしたい」という理想に近づけられるのが個人事業の魅力です。

 お客様を自分で選べる

雇用契約では上司や同僚を選ぶことはできませんが、個人事業では自分が心地よいと感じる相手とだけ仕事をする選択が可能です。

短時間でも高単価が狙える

業務内容によりますが、スキルや経験次第では高単価に設定できる場合があります。私はパート勤務より短時間で稼ぐことができています。

個人事業主のデメリット

孤独を感じることがある

個人事業は基本的に一人で行うため、相談できる同僚やサポートしてくれる人がいません。そのため、自己判断が多くを占め、孤独を感じる場面もあります。

営業活動が必須

仕事を得るためには自分で営業をしなければなりません。どのように顧客を見つけるか、どんなサービスを提供するか、戦略的に考え動く必要があります。

収入の不安定さ

月ごとの収入に波があるのは避けられません。仕事がなくなれば収入もゼロになる可能性もあります。

自己管理が求められる

時間が自由である反面、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。私はこの管理がとても苦手です(笑)

チーム化の壁と収入の限界

個人事業には、1人で稼ぐ金額に限界があることも事実です。収益を拡大したいなら、いずれ「チーム化」や「事業規模の拡大」が必要になります。しかし、チームを作ると以下の新たな課題が生まれます。

  • マネジメント業務の増加
  • 営業活動の負担が増える

私も規模を大きくすることに憧れましたが、これらの課題に直面し、「やはり1人で無理のない範囲で働くスタイルが自分に合っている」と感じ、断念しました。

仕事の取り方

私が個人事業で事務代行を始めた際、試した仕事の取り方は次の通りです。

クラウドサービスに登録する

多くの仕事が掲載されているクラウドソーシングサイトに登録し、案件を獲得します。ただし、競争が激しく、時間単価が低くなるケースが多いです。中には「時給換算で50円」など極端に低い案件もありました。

オンラインサロンで人脈を築き、仕事をもらう

同業者や先輩から仕事をもらう形も経験しました。これにより、先輩のサポートを受けながら業界のノウハウも学べます。

ただし、オンラインサロンとは名ばかりの情報商材屋などもあり玉石混淆の世界なので慎重に!間違っても謎の商品を購入する「消費者」になる場所ではありません。

”稼ぐために利用する”という目的を忘れないでくださいね!

個人で仕事を取りに行く

現在私はこのスタイルに落ち着いています。自分で顧客を見つけ、直接取引をすることで高単価を実現できます。ただし、案件獲得やクライアント管理はすべて自分で行う必要がありますし、顧客が離れた際のリスクも伴います。

オンラインサロンと人脈の重要性

個人事業主として働く際、同業者とのつながりを持つことが非常に重要だと感じました。私はオンラインサロンに所属し、仕事の情報交換や業界のトレンドを学ぶ機会を得ています。こうした人脈は、収入やスキルアップに直結するので、孤独感を緩和する意味でもおすすめです。

収入を得る方法は色々あることを知っておく

個人事業主として働くことは、自分の可能性を試す自由な働き方です。ただし、それには孤独や収入の不安定さといった課題も伴います。

また、自分の理想の形に近づくためには、多くのトライ&エラーを繰り返す必要性も痛感しています。小さな失敗を繰り返しながら「少しずつ試す」ことをおすすめします。

一方で、長年企業勤めしか経験してこなかった私にとっては、同じ収入を得るのにもこんな方法があるのか!!と学ぶことがたくさんあります。

1つの企業に勤めていては絶対に経験できないような経験が積み重なり、ポータブルスキルはかなり強化されると思います。

収入を得る方法の一つとして是非参考にしてください!

卒婚を視野に入れた、経済的自立へのステップ

かつてのキャリアと「私は頑張っている」という自負

夫の転勤で退職するまで、私は産休・育休を経て正社員として働いていました。子どもが熱を出しても夫は仕事を優先し、対応はすべて私任せ。「早退」「欠勤」を繰り返しながら、それでも頑張って職場で結果を出す毎日でした。

だからこそ、「私はここまでやっているんだ」という自負がありました。そして、仕事自体が好きだったこともあって、「早く職場に復帰したい」という思いを持ち続けていました。

一度離脱した後に感じた「復帰の壁」

私自身、キャリアを中断したことで、元の状態に戻る難しさを痛感しました。子育てを優先しながら再び働くためには、環境や時間の調整が必要で、復帰には相当のパワーと覚悟がいることを身をもって感じました。

まず、「いつもお母さんがおうちにいる」環境で育った長女からの抵抗が想像以上に強いものでした。例えば、「(働くママが少数派の幼稚園で)どうして私だけ延長保育なの?」とメソメソされるたびに、心が折れそうになりました。一方、長男は保育園に長時間預けられていたせいか、何も感じていない様子でした。これには個人差があるのかもしれません。

さらに、夫の協力は期待できず、子どもの送迎や家事を手伝ってもらえない中で、すべての負担を一人で背負う覚悟が求められました。突発的な病気やケガへの対応、さらには学校や地域活動の役員業務(今年はなんと4つ!)など、その業務量は『事業』として申請したいくらいです(涙)

その結果、自分にかかるストレスや負担は計り知れないものとなり、次第に「かつてのようなキャリア志向はもう自分にはないのかも」と変化を感じるようになりました。以前は「正社員に復帰するのが当たり前」と思っていた私も、肩の力を抜いて「自分に合った働き方とは何か」を考えられるようになったのです。

試行錯誤の中で見えてきたこと

長女(下の子)が幼稚園に入ってから、週2日のパートから働き始めました。その後、フルタイムの契約社員に挑戦したものの、残業が多く、家事や子育てとの両立が難しい状況に。長く続けることができないと感じて退職しました。

現在は、個人事業で在宅ワークをしていますが、近々アップデート予定です。

卒婚を視野に入れる中で「経済的自立」は欠かせない要素ですが、自分を犠牲にして無理をする働き方では、長続きしませんし、心身を壊してしまったら元も子もありません。

こうした経験を通じてわかったのは、「今の自分に合った働き方」を見つけることが大切だということです。

これまでの私は次のことを仕事に求めていました。

  • 会社の規模(=安定)
  • 正社員
  • やりがいや評価
  • 有給の取りやすさ
  • 福利厚生

書き出してみて思ったのですが、親世代から教えられ、独身&終身雇用が約束されていた時代のお手本のようなリストです(笑)

現在は、次のような意識にシフトしつつあります。

  • 子育て、家事との両立
  • 仕事の責任度具合や人間関係
  • 拘束時間と収入のバランス
  • 心身の健康のバランス

過去の私がみたら「生ぬるい!」と怒り出しそうですが(笑)これが現実。
周りや過去の成功体験と比較せず、常に私自身が安心して続けられる働き方にアップデートしていくことが最善だと思っています。

テレワークも普及し、社会保険が拡充されつつある今、働き方にも選択枠が広がってきました。これは、チャンスだと私は思っています!

経済的自立について今できること

卒婚を考える以上、経済的な安心感を持つことは非常に重要です。

でも、それ以上に大事なのは、私が元気で笑顔でいること。子どもたちの成長を見守りつつ、無理なくできることを続け、少しずつ経済的な自立を確立していく。これが、私の目指す未来です。

また、いますぐ夫と離婚をしない理由のひとつに、夫の収入があるわけです。これまでの生活の中で、私は夫の転勤や子育てのためにキャリアを断念せざるを得ない局面を何度も経験してきました。

その分、夫には家庭の経済的な基盤を支える役割をきっちり全うしてもらいたいと思っています。そう考えると、夫の収入という「今ある資源」を最大限活用しながら、自分自身の経済的自立を少しずつ確立していくことが、現実的で最善のステップだと感じています。

このくらいの気構えを持ちながら、「すぐに結果を出さなければ」という焦りを手放し、自分らしいペースで前に進んでいきたいと思います。

お世話と期待を手放してわかったこと

やめることが自立への第一歩

子供が小さい頃は、何でもやってあげていたものです。

その延長で、夫の分まで「ついで」にやってしまうことが意外と多いと気づきました。

「やめること」は単に負担を減らすだけでなく、自分の心の自立にもつながると思うのです。

これまで続けてきた“お世話”

振り返ると、こんな“お世話”を反射的に引き受けていました。

  • 日用品の交換・管理(歯ブラシや下着など)
  • 病院に行くべきかなどの判断
  • 夫の希望に沿った食事の支度

夫からの「どこにある?」「どうしたらいい?」という質問に毎回対応していた私。

気づけば、こうした小さな負担が日々積み重なっていたのです。

やめる理由

人は1日3万回以上の判断をしていると言われます。

私も反射的に対応してきましたが、夫のお世話にまで自分の脳のリソースを使っていることに気づきました。もっと自分のためになる判断にエネルギーを使いたい!

例えば、外出準備の際の「傘持って行った方がいいかな?」「長袖の方がいいかな?」という質問も、今は「私もわからない」と返しています。

実際にやめたこと

①お世話をやめる

「やってもらうのが当たり前」になると、やってもらえないと不満が生じます。

実際に夫からこんな言葉を投げかけられました。

  • 日用品がくたびれているのに新しくなっていない
  • 朝ごはんに米が食べたいのにパンが出てきた
  • どうして僕の飲み物もついでに用意してくれないの?

単身赴任の時は自分でやっていたはずなのに、同居したら妻が快適な環境を整えてくれるのが当たり前になるのが不思議です。どれも他人の為に動くと判断やコストや手間がかかることだと気づいてほしいと、手を引くことにしました。

子供にも同じようなことを伝えています。

➁期待することもやめる

同時に、夫に期待することも辞めました。

たとえば、子供の勉強を見るようにお願いしても、スマホを見ながらで心ここにあらず。子供がサボっていたって気づきません。そして「子供の意識の問題だ」と切り捨て対応終了。子供にプラスになる結果が何一つありません。

病院の付き添いを頼めば、自宅にいる私に「待ち時間」や「問診表に記入する内容」について電話をかけて聞いてくるのです。しまいに医師の話はまともに聞いてこない。

結局、どれも自分で再対応する羽目になります。

家事も同じ。「やることない?」と声をかけてくれた時は期待しましたが、めんどくさいと不機嫌になるし、毎回作業工程を聞いてくるので、逆に時間を取られてお願いしている意味がありません。「聞けばいい」という感覚で手伝っているので、覚える気もなく、むしろ「その都度、丁寧教えてあげない私」が不親切な人になる始末です。

”夫婦だから” ”親だから” と何でも協力してもらうことを前提としていましたが、それが負担になるなら本末転倒。協力できない寂しさはありますが、最初から全部自分でやった方がスムーズだという現実を受け止めることにしました(笑)

やめた後の変化

判断することが減り、心が軽くなりました。

そして、「私ばっかり!」と思うことも少なくなりました。

夫は不便を感じて度々不機嫌になりますが、それは「夫の感情に振り回されない練習の時間」と思うことで、私自身の成長につなげています。

加えて、夫を頼らない分、最新のテクノロジーの力を借りています。

こういう市場を知ることも、自分の財産になるので大切にしたいことです。

食洗器・お掃除ロボット・ドラム式洗濯乾燥機は特におすすめ!

「すべてを自分でやらなくてもいい」時代。こうしたアイテムを上手に取り入れて心と時間の余裕をつくることが、これからの暮らしのヒントだと思います。

小さな“やめる”を積み重ねる

習慣になっていることを辞めるのは、勇気がいるし、難しいことだと思います。

だけど、もしも自分がそれで不満や疲労感を感じているのなら、小さなステップで改善していくことをおすすめします。

みなさんの「やめたこと」も、ぜひ教えてくださいね!