前回の記事では、個人事業主として働く中で感じた課題と、安定収入の大切さについてお話ししました。
今回の記事では、40代の私が就職活動に挑み、試行錯誤を繰り返す中で気づいたこと、そして雇用形態を見直したことで新たな道が開けた経験をお伝えしたいと思います。
安定収入を求める理由
まず、私が就職活動を始めた理由は以下の通りです。
・個人事業の収入は不安定
卒婚や経済的自立を視野に入れると、収入が不安定なままでは将来への不安が拭えません。
・規模拡大の難しさ
個人事業で全てを賄うには、規模を拡大し、責任や業務量を増やす必要があります。これには体力的にも精神的にも限界があると感じています。
・社会保障や税金面のメリット
企業に勤めることで得られる社会保障や税制面での優遇は、個人事業主にはない大きな安心感があります。
これらの理由から、まずは「安定収入の土台」を作り、その上に個人事業の収入をプラスする働き方を目指すことにしました。
就職活動を始めたものの…
まず、正社員向けの転職エージェントに登録し、自分の希望条件を伝えました。そこで紹介された案件に応募を試みたのですが、40代の現実は想像以上に厳しいものでした。
・書類が通らない現実
「少しでも良さそうと思ったら応募しましょう」とアドバイザーに背中を押され、いくつか応募してみましたが、書類選考が通らない…。聞いてはいたものの、この厳しさに心が折れそうになりました。
・大手企業の契約社員の内定ゲット!しかし・・・
そんな中、契約社員として1社書類選考を通過!しかも、大手企業で、業務内容は自分がやりたかった仕事そのもの。福利厚生も給与も過去最高。テンションが上がり、面接を2回受けて内定をいただくまで進みました!!!!
・「何か違う」という感覚
しかし、喜びも束の間、「本当にこれでいいのか?」という迷いが生まれました。若い頃の自分なら迷わず飛び込んでいたでしょうが、今の私には「毎日の消耗戦になる未来」が想像できたのです。
結局、この内定は辞退しました(涙)
「若いころとは違う」という現実を突きつけられてしまいました。
気づいた課題と新たなアプローチ
その後も求人を探し続ける中で、いくつかの傾向が見えてきました。
・勤務地の問題
希望職種の求人は都心に多く、片道1時間以上かければ可能性は広がるものの、通勤の負担が大きい。
・拘束時間の長さ
18時終業、さらに残業20時間といった求人が多く、子育て中の私には現実的ではありませんでした。
・給与と労働条件のバランス
条件の割に給与が見合わない求人も多く、40代で無理をして働き続けるには消耗が激しいと感じました。
これらを踏まえ、正社員にこだわらず、パートや派遣社員など柔軟な雇用形態で探すことに方向転換しました。
雇用形態を変えて見えた可能性
雇用形態を変えて求人サイトを見直したところ、以下のようなメリットに気づきました。
- 書類が通りやすい!
- 残業なしの求人が多い!
- 勤務地が駅近!
- 福利厚生が充実
- 時給が高い!
これはもしかして、正社員にこだわっていた材料を揃えられかもしれないと思いました。
派遣社員という選択肢
当初、派遣社員に抵抗を感じていたのは「雇用期間の制約」が理由でした。
しかし、実際に活動を進める中で考え方が変わりました。
- 登録者の多くが40代・50代で、年齢の壁が感じられない。
- 無期雇用の選択肢がある。
- 終身雇用が保証されない時代、正社員も派遣も「安定」の面では大差ない。
こうした視点から、「今の私には派遣社員が合っている」と思うようになり、いくつか内定をいただいた中から、自分に合った派遣契約を選びました!
これからの働き方
来年からは、新しい職場で派遣社員として働きながら、個人事業も縮小しつつ継続します。これにより、以下のメリットを得られる予定です。
・収入の安定化
決まった時間稼働することで毎月安定した収入を確保
・社会保障の確保
大手企業の社会保険を利用できる安心感
・個人事業との両立
原則定時退社なので、慣れてきたら個人事業の規模を拡大し、さらなる収入アップを目指します
これらを実現することで、正社員以上の収入も十分に視野に入っています。
また途中経過を報告していきますので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!